子どもの腰の痛みには要注意!

ごう整骨院伊万里院の片岡です。
当院のブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は子どもの腰の痛みについてです。
小学校高学年から高校生までで、スポーツをしていて急に腰が痛くなった経験ないですか?
子どもが腰の痛みで来院される場合、まず疑わないといけないのは『腰椎分離症(疲労骨折)』です。
2000年以前は腰椎分離症は先天的なもの(生まれつきのもの)で治らないということが一般的でしたが、近年は分離症は疲労骨折であると患者さんにも認知され始めています。
体の柔軟性の欠如(身体的特徴)とスポーツの競技特性(身体を反ったり、捻る動作の多い競技)の要因が基盤にあり、疲労骨折をおこします。
発症しやすい年代や好発部位は
14歳前後の男性に多く、罹患部位はL5(第5腰椎)次いでL4(第4腰椎)に発生が多くなります。
どんな症状?
現在、成長期腰椎分離症(疲労骨折が原因)と腰痛(筋肉や関節の炎症が原因)を画像検査なしに見分けることは難しいと言われています。
成長期腰椎分離症の症状の中に腰を反ると痛い、斜め後ろに反ると痛い、腰の骨を押すと痛いという条件がそろうと疲労骨折の可能性が高くなるといわれていますが、実際には普通の腰痛にも同じような症状が出ます。
しかし疲労骨折の場合は、マッサージや鍼灸などの施術をしてもその時はいいけど、スポーツをするとまた痛くなる、何回か治療しても変化がないなど、治療効果が上がらないことを多く経験します。その場合は早めに検査をすることをお勧めします。