股関節付近の突然の痛み

ごう整骨院伊万里院の片岡です。
当院のブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は10代の成長期によく起きる股関節の障害についてお話しします。 短距離走のスタートダッシュやジャンプ動作、サッカーでボールを強くキックしたときに、
突然股関節の前面やや上のあたりに激痛が現れ、その後もジンジンとした痛みが引かず、
運動が困難になるケガがあります。
病名としては腸骨棘の裂離骨折や疲労骨折、または付着部炎などがあります。
こういった股関節の痛みの場合、整骨院では見分ける方法が難しいので、整形外科でのMRIをお勧めします。 なぜ起こるのか 骨盤は仙骨と呼ばれる中央の骨と、それを囲むように配置された2つの腸骨によって構成されています。 腸骨には上前腸骨棘と下前腸骨棘と呼ばれる突起があり、上前腸骨棘には大腿筋膜張筋と縫工筋が、下前腸骨棘には大腿直筋がそれぞれ付着しています。 急な動作をしたとき、筋肉の急激な収縮による強い牽引力(引っ張る力)により、付着部の骨が剥がれてしまうのが腸骨棘裂離骨折です。(上前腸骨棘裂離骨折に対しては縫工筋が主に作用) ダッシュやジャンプでは上前腸骨棘の、キック動作では下前腸骨棘の裂離骨折を生じます。この障害が10代に多い理由は、成長期にある骨はまだ柔らかく、筋 力に対して十分な強度がないためです。ときには裂離骨折ではなく、繰り返しの負荷により腸骨棘が疲労骨折を起こすケースもあります。(→腸骨棘疲労骨折) ハードな練習が続いて疲労が蓄積し、筋肉が硬くなっていることも原因のひとつです。
また裂離骨折や疲労骨折がない場合に考えられるのが、付着部炎です。
裂離骨折、疲労骨折の場合は X線検査で腸骨に裂離骨折が認められたら運動を休止し、一定期間安静にします。裂離骨折した骨が完全に癒合するまでには約3ヶ月の時間を要します。
その間に、股関節周囲の筋肉の柔軟性を取り戻すためのストレッチを開始し、そ の後股関節および体幹、下肢の筋力アップを目的としたトレーニングと、股関節周りの筋肉を上手に使うための機能訓練へと移行します。治癒の状態に応じ て徐々に運動を再開していきます。
疲労骨折の場合は運動量をコントロールしながらスポーツ活動を継続することが可能で、完全に休止する必要はありません。 いずれの場合も二週間に一度はX線写真を撮影し、定期的に骨の状態をチェックすることが重要です。
対策として 骨盤の歪みを正す、
原因となる筋肉を柔らかくする、
体幹を鍛える、
この3つが大事です。
最後に
股関節周囲の痛みがあるけど、部活は痛みを我慢してしているという学生さんが多くいます。
初めは付着部炎で炎症が起きてるだけかもしれませんが、それをほっといて続けていくと疲労骨折や裂離骨折に移行する場合があります。だから少しでも股関節周囲に痛みや違和感があれば一度整形外科や整骨院を受診することをお勧めします。
伊万里市のごう整骨院でも股関節周囲の突然の痛みの根本原因に対する治療を行っています。
整形外科勤務の豊富な経験があるので股関節周囲の症状が深刻な場合は、速やかに提携医療機関へご紹介いたします。
股関節周囲の痛みでお困りの方は是非一度ご相談ください。
解決方法をご提案いたします!

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